つづき 今できることからプロジェクト「 手作りマスク」 レポート


都筑区子育て支援センターポポラを運営している、“NPO法人こども応援ネットワーク”がおこなった、
【つづき 今できることからプロジェクト】手作りマスクづくり のレポートです。

この新型コロナウィルス感染拡大防止で、ポポラのひろばが休館になり、さまざまな事業も休止になっている中で、
「今だからこそできること」をずっと考えておりました。
そのときに一人のスタッフが「手作りマスク」を届けてくれました。
マスクが品薄な状態のときに、おしゃれで味わいのあるお手製マスクがとっても新鮮に見えました。

同じタイミングで、昨年ポポラサテライトの開所の際に、ひろばにある電車のレール台制作などで交流のあった、
都筑区内のものづくり企業が集まる「メイドインつづき」のみなさまと、「今できることから」というテーマで意気投合!
今回の「手作りマスク」のコラボ企画が実現することとなりました。

マスク作りをスタッフに投げかけ、「縫えまーす」と手を挙げてくれた人を中心に、「チクチクガールズ」と勝手に名付けてマスク作りがスタート♪
 

「チクチクガールズ」は、これまでにもポポラの座布団カバーを縫ったり、
ひろばのコスプレ用ドレスを縫ったりと、得意な裁縫やミシンの技でたくさん貢献してくれたスタッフです。

スタッフMさんが手書きで型紙を作ってくれてそれを活用したり、
ネットから型紙をひろってつくってくれたり、マスクにはみんなの工夫が詰まっています。

製作開始当初、肌にあたる内側の布は”Wガーゼ”を購入していましたが、費用がかかるのと、あっという間に品薄状態に。
そこで「メイドインつづき」にお願いして、粗品タオルを大量に集めていただきました。
こんなに粗品タオルが宝物にみえるとは()
  

表地の布も倉庫に眠っていたり、自宅の押し入れに眠っていたり、
着なくなった洋服だったり、メイドインのみなさまとこども応援ネットワークが協力して集めました。

製作は外出制限がある中、すべてスタッフが自宅で作業。
大量に製作してくれたスタッフの自宅リビングは、ガーゼとタオルの綿埃であたりが白く見えたとか!

そして続々と、色とりどりのマスクができるできる!届く届く!!
構想から2週間ほどで、368枚のマスクが完成しました。圧巻です。
あらためて「チクチクガールズ」の腕前と出来映えに感動しました。
 

そんな「今できることプロジェクト」で完成したマスクは、
さる58日、中野都筑区長に300枚を直接お渡しすることができました。
今後、区役所を通じて社会福祉協議会に寄贈され、
マスクを必要とされている区内の福祉施設などでお仕事をされている方々の手に渡ることとなっています。
 

その後もスタッフからは、ミシンは使えないけど何かお手伝いできることがあればという声も聞かれました。
今後もしばらくはマスクを必要とする生活が続きそうです。
「楽しく」「かわいく」「カッコよく」「幸せに」をモットーに「手作りマスク」の進化がこれから始まるかもしれません。

「今できること」を考えて…これからも色々なことを模索しながら日々を過ごしていきたいと思っております。

◆“メイドインつづき”って?◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
都筑区が区内中小製造業の主体的な発展と連携強化を推進するために、平成22年度から、区内に立地するものづくり企業が持つ高度な技術・独創的な製品を「メイドインつづき」としてPRし、販路開拓や企業間連携につながる支援をしています。テクニカルショウヨコハマ2019への出展をはじめ、地域の店舗と連携したものづくりワークショップ等さまざまな取組みをしています。

【協力企業】有限会社アバンテック/株式会社コア・エレクトロニックシステム/株式会社コーケン/株式会社スリーハイ/第一フォーム株式会社/豊住曲硝子株式会社/日生発條株式会社/有限会社美光技研/株式会社ミカワ精機/株式会社山星製作所(50音順)